うつ病を再発させない方法を教えて!
うつ病は再発しないか気になるあなたへ
うつ病は治しても再発してしまうのかと、
不安に思っている人がたくさんいます。
うつ病は治療に時間がかかるうえ、仕事を続けることが困難になってしまうほど症状が悪化しやすいため、うつ病にかかると仕事をやめざるを得ない人が大半です。
うつ病は比較的再発しやすく、引越しや転職など環境を変えただけでも
再発しやすくなるため、注意が必要です。
うつ病の再発について、近年報告されていることをまとめて紹介したいと思います。
うつ病の再発と予防
うつ病の回復期間は、だいたい6割の人が8ヶ月程度で回復するといわれています。
なかには数ヶ月で回復する人もいます。
これらの回復期間は、再発を考慮に入れていません。
つぎに、再発する期間です。
うつ病の再発はだいたい5割の人が1年以内に再発します。
したがって、8ヶ月かけて回復しても、それから1年以内に再発してしまうということです。
数ヶ月で回復し、再発した場合、回復そのものが「一時的」であった可能性があります。
また、10年後、20年後に再発する割合も高く、
9割の人は一生のうちに一度は再発するといわれています。
ただし、再発予防の薬を服用し続けた人は再発が少なかったという報告があり、
再発予防の薬を飲むことが重要です。
一度再発してしまうと、再再発率が高くなります。
3回以上再発したことのある人は、再発を経験した人のうち9割を占めています。
うつ病の治療では、再発を予防するため、回復後に半年から1年ほど、坑うつ薬を飲むように指示されます。
うつ病が回復してしまうと、薬を飲まなくなってしまう人が多い傾向があります。
再発を防止するためにも、医師の指示通り飲み続けることをお勧めします。